福祉川柳事件

というものが過去に事件であったらしい。

福祉事務所のワーカーがケースのこと(大半が愚痴)を川柳にしたものが

マスコミに報道された後「受給者はこの川柳を見てどう思うだろうか」と各方面から批判され

事件になったというもの。

結構ひどいこと書かれてあるので、興味のある方は適当にぐぐってください。

まぁそれに関して、明日の公的扶助論で書かないといけないらしいんですが、

それをネットで調べてたので、調べついでに、日記も更新w

ってか明日の練習がてら、自分の意見を書いていこう。


まぁ、生活保護受給者はやはり精神疾患がある方であったり、障害者、

母子家庭などが多いんですけども、そんな受給者の方の中でも

昼夜問わず「救急車呼んでくれ」やら「死んでやる」やら

やっかいな電話がかかって来たり、福祉事務所に押しかけて来る方もいらっしゃるわけです。

あと、ろくにお風呂も入らなかったりで不衛生な方もいらっしゃれば、

部屋も散らかり放題の方もいらっしゃる。

そんなところに訪問に行くとなると、ホント酷らしいですね。

そういうところから溜まった鬱憤を川柳にしちゃったみたいで。


ここからは個人的な意見で。アタシ的にはじめその川柳を見たときには

「これはやりすぎやろー」と思いましたが、まぁワーカーの方の気持ちもわからなくない。

期間にしては1ヶ月程度だけど、私は現場に立ってるわけだし、

似たようなケースの話も聞いたし、実際アタシの身近にもそういう人が居るからね。

そう思ってしまうのはよくわかる。うん。

では何がいけなかったかというと、それを紙面にしてしまったのが問題なのかもしれない。

その紙面上には「マスコミ関係者などの目に触れぬように」と書いてあったのだが、

実際には大きな問題になってしまった。

それが一般の方から「そんなこと思いながら受給者に接してるなんて不謹慎だ」

とか思われるのは当然のことかと。そりゃね。


しかし、ワーカーのしんどさというものはハンパなものじゃない。

実習先ですら「うわ、割にあわんなぁ」って思うのに、

福祉事務所だと尚大変なんじゃないかな・・・。

まぁアタシは精神科の病院のワーカーの方の仕事風景を見てそう思ったんですが、

1人1人状態が違うのに、上手いこと関わっていかないといけないんですよ。

そんな様々なケースをどんだけ持ってることか。

そう考えると、愚痴の1つや2つこぼしても仕方ないでしょう。

まぁさっきも書いたように、それを紙面にしてしまったのがダメだったと。


けど、弱者擁護(言葉が悪かったらすいません)ってのもわかります。

受給者だって同じ人間。そりゃ、そんなん読んだらショック受けるに決まってるし、

受給者でなくても、全員でないにしても公の職員がそんなこと考えながら仕事してる

って考えたら、絶対イヤでしょ。

こういうことが報道されると、どこの職員もそんなこと思いながら仕事しとんのか?

って思われるのもやむを得ない。


しかし、この事件に関して、私はワーカーの肩を持ってしまうかもしれない。

こんな愚痴(川柳)をこぼしつつも、このような複雑なケースが上手くいくと

ワーカーも余計に遣り甲斐を感じるだろうし、

なんやかんやいうても、受給者の生活、もっというと命に関わる仕事だから、

手は抜けない仕事だし、体張って仕事してることには間違いない。

多少、その川柳にはいきすぎた愚痴はあったけど、この程度なら・・・と思ってしまう。