夜回り先生
今日、テレビでやってたね。水谷修先生。もう先生じゃないか。
いつだったか、アタシが始めてみたのは夕方のニュースの特集だった。
10分程度だったけど、ホンマ感動したもんね。
それから、世の中でも頻繁に水谷先生のことが取り上げられるようになって、
NHKでも特集組んだりしてたよね。
ホンマ、かなりすごいねぇ、あの人。
色んな番組見てて、なんでそこまで子供達に力を注げるのかと・・・。
けど今日で結構わかったよ。
薬物で死んだ生徒や子供のことを考えずに済むから、ひたすら駆け回ってるんだってさ。
けど先生の体がもたんよ・・・。
あの先生が生きてる間に、一度だけでも講演を聞きに行きたい。
彼も昔は友達と一緒に遊んだりするような子じゃなかったみたいね。
友達がみんな校庭でサッカーとかしてたとしても、
意地張って「自分はお前らとは違うんだよ」的な感じで過ごしてたっぽい。
だから校庭でみんなで遊んだっていう記憶とかないみたいよ。
まぁけどあんな人そう居ないよね。
「リスカしてしまったのか。別にいいんだよ。」
「捕まっちゃったか。今それを償ってその先新しい人生を生きていこうじゃないか。」
こんなこと言える人なんてそういないよ。
子供がこのように薬に陥ってしまう環境になっているのは、全て大人のせいだと。
「今日、種を蒔きはじめ、花を咲かせようと思ったら、毎日水をやって大事に育てますよね。
子供もそれと一緒なんです。子供にも毎日愛情をそそいで、
『よくがんばったね』『お前はイイ花を咲かせるよ』『これからが楽しみだ』と、
大人が声を掛けてやりましょう。
そりゃ、1人1人花が咲く時期は違うかもしれないけれども。
大人が子供に愛情をそそがないと、今以上に夜の世界に走る子が増えてしまう。」
と講演でをしている場面が最後の方で流れた。なるほどなと思った。
うん、やっぱり素晴らしい人だ。